一般内科診療
一般的な内科疾患の診療を行います。具体的には、風邪でよく見られる咳・痰・喉の痛み、発熱といったものやインフルエンザといった急性症状をはじめ、日頃の不摂生な生活習慣が原因で起きるとされる高血圧や糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、痛風といった生活習慣病などの慢性疾患の診療を行います。
※整形外科は第4土曜日の午後のみの診療で【予約制】となります。
※がんのセカンドオピニオンをご希望の方は【予約制】となります。
風邪、発熱、下痢、腹痛、めまい、インフルエンザ、扁桃腺炎、肺炎、急性胃腸炎など
高血圧、糖尿病、脂質異常症、貧血、頭痛、便秘、不眠症、胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、肝臓病、胆石、腎疾患
花粉症の薬物療法について
抗アレルギー薬を内服する治療法です。昔のアレルギーの薬に比べると最近の薬は、眠気の副作用が少なく、しかもある程度高い効果を出す薬が出ていますが、症状がひどい方には、薬だけでは完全に症状を抑えることは難しいです。強い薬を出すと、薬の副作用である眠気が出てくる可能性が高くなります。
石北医院は、渋川市民の皆さまの健康管理をお手伝いしています。
- 国民健康保険特定健康診査(対象者:40~74歳までの渋川市国民健康保険加入者)
- 後期高齢者健康診査(群馬県後期高齢者制度加入者)
- 前立腺がん検診(年度末時点で年齢が50歳以上の男性)
内視鏡・超音波検査
内視鏡検査や超音波(エコー)検査は、X線検査とは違い、被ばくの心配もないため、安心して検査を受けられます。
内視鏡検査では、粘膜を直接観察できるので、X線検査では難しい早期がん発見が可能です。
超音波(エコー)検査は、簡易健康診断などで腹部を調べる際の基本的な検査として用いられている点で、広範に使い勝手のよい検査といえます。
定期的に受けることで、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を保ち、健康寿命の維持・延長につながります。
内視鏡検査
内視鏡検査は、胃・大腸がんを含めた消化器疾患の早期発見・治療に有用な検査方法です。胃がん・大腸がんといった消化器系腫瘍は日本人の死亡原因の上位を占めています。そのような重大な病気も早期に発見すれば治癒できる可能性が高いため、いかに早期発見・早期治療を行うかが非常に重要です。
超音波(エコー)検査
高い周波数の音波(人の耳には聞こえません)を手のひらサイズの機械から体内に送り、その反射波から臓器の大きさや形状などを調べる検査です。 肝臓、胆のう、膵臓、腎臓といったお腹の中の臓器全般から、心臓や血管、乳腺、甲状腺など、肺や気体(ガス)のある部分と骨の奥以外の検査をすることができます。悪性腫瘍(がん)から動脈硬化まで、幅広い病気の発見につながります。
禁煙外来
石北医院では、健康保険適用にて禁煙治療を行っております。※保険適用にならないケースもございますので、まずはお気軽にご相談ください。
喫煙は「ニコチン依存症」という病気であるとの判断により、保険診療で禁煙補助剤を用いて禁煙治療を行うことができるようになりました。具体的な治療方法として今まではニコチン補充療法(ニコチンガム、ニコチンパップ剤等)が主体でしたが、最近新たに経口剤(飲み薬)による禁煙治療が可能になっております。
飲み薬による禁煙成績が良いのは、重大な副作用がほとんどないことはもちろん、最初の1週間は喫煙してもよいという点も挙げられます。
この飲む禁煙治療薬により、禁煙開始後も吸いたい気持ちが抑えられ、比較的無理のない禁煙が可能となりました。
禁煙してみようとお考えの方は、これを機会に是非この禁煙治療をはじめてみませんか。
健康保険で禁煙治療を受けるための要件
- ニコチン依存性を診断するテスト(TDS)で5点以上
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
例えば、20歳から1日15本喫煙している40歳の人なら、15(本)×20(年)=300であり対象 - すぐに禁煙をしたいと考えていること
- 医師から受けた禁煙治療の説明に納得されたときは、文書に同意すること
睡眠時無呼吸外来
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何回も呼吸が止まりぐっすり眠ることができない病気です。
睡眠中の無呼吸が起こるたびに本人が自覚しない覚醒が起こり、睡眠の質が悪くなり日中の眠気を引き起こすこと、無呼吸により血中の酸素不足を引き起こすことによりさまざまな合併症をひきおこします。
睡眠時無呼吸症候群の潜在患者は人口の2~3%といわれ、放っておくと高血圧や心臓循環障害、脳循環障害などに陥るといわれています。
また日中の眠気などのために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど社会生活に重大な悪影響を引き起こします。「いびき」「昼間の強い眠気・疲労感」「起床時の頭痛」「眠っても熟睡できない」などありますので、これらの症状がある方は検査を受けられることをお勧めします。
睡眠時無呼吸症候群の原因
正常な時には、睡眠中に舌根(舌の根本)が気道側に落ち込むことはありませんが、睡眠時無呼吸症候群では、図のように中~下咽頭部が気道側に落ち込んでしまい、気道が閉塞して呼吸が止まりやすくなります。
このことによって、睡眠中に気道を開けるために本人が気付かない覚醒(目覚め)が頻繁に起きて、睡眠が途切れ途切れになってしまい、睡眠の質が悪化します。
生活習慣の改善
- 減量:気道のまわりについた脂肪が影響して無呼吸を増悪させます。食事療法や運動療法による減量によってそれが改善します。
- アルコール制限:アルコールを飲むと上気道の筋力を弱め、無呼吸が悪化するので、いわゆる「寝酒」は禁物です。
- 睡眠薬の制限:アルコールと同様に気道の筋力を弱め、無呼吸を悪化させるタイプの睡眠薬があります。睡眠薬を服用している方は、主治医に相談してください。
- 禁煙:喫煙は、のどや上気道の炎症を起こしたり、上気道の筋力を低下させたりするため無呼吸が悪化すると言われます。
CPAP(シーパップ)による治療
睡眠時無呼吸症候群に対する治療法でいちばん多く使われているはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法)で、この治療法がもっとも有効性が高く、しかも安全、確実な方法です。
CPAP治療では、鼻マスクを装着し、鼻マスクから気道に空気を送る小型の機械を枕元に置き、そこから空気を送り込んで圧を加えます。この陽圧によって、睡眠中に緩んだ喉の筋肉が喉を塞ぐのを防ぎます。
寝る前から起床時までの治療によって、日中の生活がより快適になります。また最近の機種はコンパクトなので、旅行や出張にも持ち運び出来るようになっています。
生活習慣病治療
生活習慣病とは偏った食事、不規則な生活、喫煙などの生活習慣や体質によって起こる慢性疾患の総称です。具体例としては糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、痛風などがあります。
生活習慣病は、ほとんど自覚症状がないのが特徴です。また、症状を感じ始めたときには病気がかなり進行していることが多くあります。
治療としては、生活習慣を見直し、改善していくことかベースとなります。
栄養バランスのとれた食事をとる、適度な運動を行う、多量のお酒やたばこを控える、十分な睡眠をとる、ストレスを溜めないなど、生活習慣の改善に総合的に取り組んでいくことで、効果的に治療を進めることができます。
糖尿病は、血液の中のブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気です。軽症のうちは自覚症状がなく、進行するとのどの渇きや多尿などの症状が出現します。放置しておくと血管障害により網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化により心臓病、脳卒中などを引き起こします。
治療方法
糖尿病の治療には運動療法、食事療法、内服薬やインスリン注射による薬物療法などがあります。一言で糖尿病と言っても、その種類や程度はさまざまです。糖尿病の治療は患者様によって多彩な薬の組み合わせがあるので、患者様に合わせて薬の組み合わせや量を変えていくことが重要です。
高血圧とは、血圧が一般に比べて高い状態のことを指します。高血圧状態が続くことにより血管に障害を起こし、脳出血・脳梗塞などの脳卒中、心筋梗塞、腎不全などを引き起こしやすくなります。
治療方法
治療目的は、血圧を低下させ、脳卒中や虚血性心疾患の発症を防ぐことにあります。最近では、適切な降圧治療(高血圧の治療)が、高血圧患者に多くの有益な効果をもたらすことが明らかになっています。軽症の人であれば、すぐに治療を始めることで、薬を使わずに血圧を下げることも可能です。
脳はもちろん、心臓や手足の血管にコレステロールがたまると血管が詰まってしまい、脳梗塞、心筋梗塞、手足が壊死するなど、命にかかわる重大な影響を及ぼします。脂質異常症(高脂血症)自体には自覚症状がありません。そのため会社や市民健診などで脂質異常症を指摘された方は、臓器障害の出ていないうちになるべく早く治療を開始しましょう。
治療方法
脂質異常症の治療は生活習慣の改善と薬物療法が基本となります。医師の指導のもと、食事療法や運動療法などの生活習慣の改善から始めます。脂質の値が改善されない場合、薬物療法に移ります。脂質異常症のお薬にはLDL コレステロールや中性脂肪を下げるもの、HDL コレステロールを上げるものがあり、患者様に適したお薬を処方いたします。
血液中の尿酸値が高い数値になった状態が継続してしまうと、尿酸は尿酸塩という結晶になり、関節や腎臓などに溜ってくるようになります。このように高尿酸血症が原因となり、急性の関節炎を起こす病気が痛風です。痛風は、手足の付け根などに腫れや熱を伴い、激しい痛みが起こります。痛みのピークは24時間ほど続き、1~2週間で自然に痛みはなくなっていきます。
治療方法
痛風治療は、「痛みを取り除くための痛風発作を抑えるための治療」「尿酸値をコントロールするための治療」の2ステップからなります。薬物療法が中心となりますが、食事面やアルコール・タバコなどの嗜好品に関する生活習慣の改善も合わせて指導していきます。
外科治療
切り傷や擦り傷、咬傷、やけどなどの外傷を中心に打撲、捻挫等のスポーツによる外傷、皮膚のできもの、皮下腫瘤の切除などの外科処置を行っています。けがをされた場合は、感染症を防ぐためにも、お早めにご受診ください。
外傷(切り傷・擦り傷・咬傷・やけどなど)、異物刺入(トゲや釘が刺さった時など)、打撲や捻挫等のスポーツによる外傷、皮膚のできもの、皮下腫瘤、褥瘡、巻き爪 など
外傷
外傷には感染症の危険がつきものです。軽症であっても、軽く考えずに病院を受診されることをおすすめします。
初期段階の処置が不適切だと傷痕が残ってしまい、外見上の問題となることがあります。なるべく痕を残さないためにも、適切な治療を受けてください。
スポーツ外傷では、単にけがに対する治療だけでなく、予防法やトレーニング法の相談にも力を入れ、サポートしています。
切り傷は、自分が思っているよりも深く切り、神経・腱・骨などまで損傷を受けている場合があります。スポーツや軽い転倒などで起こりやすい擦り傷は、砂や土などが入ってしまうことが多く、破傷風などの感染症に注意が必要です。
治療方法
石北医院では、損傷を受けた箇所を慎重に確認したうえで、適切な処置を行います。必要であれば抗生物質を投与して感染症の発生を予防します。出血が多い場合には縫合処置も行います。
植物のトゲや木の破片、ガラスなどが刺さるケガは日常的によく起こります。見た目よりも損傷が深いのが特徴で、とくに釘やキリなどが刺さった場合、神経・腱・骨・臓器などを損傷している可能性があります。また感染症を起こしやすいのが特徴です。
治療方法
抗生剤などの服用が必要となる場合があります。大きなものが刺さった場合、自分で抜かずに受診することをおすすめします。
犬や猫などのペットによるものかと思います。動物はとてもかわいいのですが、いろんな菌を持っているので、とくに感染症への注意が必要です。
治療方法
病院では感染症の予防に重点がおかれ、抗生剤の投与や破傷風の予防注射なども行われます。また、菌が入った状態で傷口をふさいでしまうと、膿が溜まることがありますので、傷口は開いたままの状態で治療を行います。
鈍器にぶつかる、指をつめるなど、強い衝撃で皮膚や筋肉の組織がつぶれ、高度に損傷を受けた状態を「挫滅創」といいます。交通事故や労働災害などでよく起こります。
治療方法
挫滅創は、神経や筋肉などの組織が複雑に破壊される場合が多く、治りが遅いケガです。また、瘢痕(はんこん)などの傷痕が残りやすいのも特徴ですので、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。
整形外科
整形外科は四肢および脊椎疾患や外傷を中心に、骨、関節、筋肉、靱帯などを主に扱う分野です。
当院での診察で、整形外科の診察が必要と感じた場合、整形外科の予約をお取りします。緊急を要する場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。
※整形外科は第4土曜日の午後のみの診療で【予約制】となります。
脊椎疾患(腰痛、肩こり、首の痛み、背中の痛み)、外傷(けが)、骨折や骨の痛み、関節痛、関節の腫れ、筋肉痛、捻挫、しびれ など