小児科一般診療
お子様の多くは、発熱、鼻汁、咳、下痢、嘔吐などのいわゆる風邪症状のために外来を受診されます。風邪の原因はウイルス感染であり、自分の免疫力でウイルスと戦い自然回復を待ちます。その間は安静や水分補給、栄養状態の維持に加え、症状に応じた対症療法を行います。インフルエンザやアデノウイルス、溶連菌、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど季節ごとに流行する感染症などに対しては外来にて迅速診断検査を行っております。当院小児科では、こどもの病気全般にわたり一次診療を行います。小さなこともお気軽にご相談ください。
問診表は下記のボタンからダウンロードできますので、ご来院前にご記入のうえお持ちいただければ受付がスムーズです。
小児科に関する詳細な情報は下記の「日本小児科学会HP」をご覧ください。
気管支炎、喘息(ぜんそく)、肺炎、急性喉頭炎(クループ症候群)、細気管支炎など
水痘、麻疹、風疹、おたふくかぜ、インフルエンザなど
胃腸炎、便秘など
鉄欠乏性貧血、便秘、肥満、夜尿(おねしょ)
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、食物アレルギーなど
こどもの心や発達の相談
言葉の遅れや、落ち着きがない、こだわりが強いなど発達の偏りが気になるお子さんや心の問題を抱えるお子さんの相談・援助を行っています。カウンセリングや薬物療法、専門施設への紹介を行っています。
石北医院の小児科では、日本小児科医会認定 子どもの心相談医が担当いたします。
- 自閉症スペクトラム:言葉の遅れ、強いこだわり、コミュニケーションの拙さ
- ADHD:不注意、多動性、衝動性を特徴とし日常生活や学習に支障をきたす、症状の改善にお薬が有効
- 学習障害:知能に問題がなく、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する、の一つ以上が極端にうまくできない
精神的な要因による不登校、情緒や行動の問題、強迫症状(しょっちゅう手洗いしないと気がすまない、など)、チック、うつ(生活意欲が低下し、怠けていると思われたり、逆にいらいらして怒りっぽくなったり)
※拒食や過食などの摂食障害は専門機関を紹介します。
おねしょの悩み
以下は夜尿症の定義です。
- 5歳以上の小児の就寝中の尿失禁
- 1カ月に1回以上の夜尿が3カ月以上続くもの
まずは、お子さんがどのタイプの夜尿症か診断します。夜間の尿量が多い場合、膀胱のサイズが小さい場合など、どの夜尿症のタイプか把握することで原因に応じた治療や生活指導を行うことができます。小学生になっても、おねしょでお悩みの場合は、どうぞご相談ください。
当院では、自律訓練、薬物療法、アラーム療法による夜尿症診療を行っています。
夜間の尿量を減らす最大のポイントは、生活の見直しが大切なポイントです。
治療方法
食事・水分の摂り方の見直し、排尿のタイミングなどの生活指導です。場合によっては、尿量を減らすホルモン系のお薬を処方します。
膀胱の容量を増やすためには、昼間におしっこを我慢する訓練が大切なポイントです。
治療方法
尿量を減らすホルモン系のお薬や膀胱をリラックスさせる神経系のお薬を処方します。また、パンツに水分を感知するセンサーを取り付け、アラームが鳴ることによって寝ている間の夜尿に気づかせるアラーム療法も効果的です。当院でもアラーム療法が受けられます。
体重・身長の悩み
子どもにはそれぞれの個性があり、身長や発育も違います。発育のパターンもそれぞれで、ゆっくり伸びる子どももいますが、一方では早く身長が伸びてしまって、その後はあまり伸びずにいる子どももいます。
お子さんの身長が気になる場合は、成長曲線を描いてみましょう。成長曲線に描くことで、普段は気がつかない健康上の問題がみつかることがあります。測定した身長と体重を是非記録し、成長曲線で成長を見守っていきましょう。お子さんの身長の伸びが標準的な範囲( -2.0SDから +2.0SD )を大きく外れていなければ、通常はあまり問題ありません。しかし、平均身長との差が大きい場合や身長の伸びが悪くなっている場合には病気が原因のこともありますので、早めにご相談ください。
※本成長曲線は,LMS法を用いて各年齢の分布を正規分布に変換して作成した。そのためSD値はZ値を示す。–2.5SD,–3.0SDは,小児慢性特定疾病の成長ホルモン治療開始基準を示す。
※2000年度乳幼児身体発育調査・学校保健統計調査
日本小児内分泌学会HPより成長曲線はダウンロードできます。下記の「日本小児内分泌学会HP」をご覧ください。
日本小児内分泌学会HP体重・身長の悩みへの指導について
石北医院の小児科では、肥満症の評価、食事療法・運動療法の指導、低身長のスクリーニングを行っています。
予防接種
乳幼児を対象とした一般の予防接種の受付時間をご確認のうえ、予約が必要なワクチン接種をご希望の方はご予約をお願いいたします。
ご来院の際は、母子手帳をお持ちください。定期接種に際しては、市町村発行の予防接種予診票をお持ちください。
予防接種の詳細な情報は「VPDの会」(VPDを知って、子どもを守ろうの会)のHPをご覧下さい。
予防接種の受付時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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8:30~11:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ●※ |
14:00~16:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
※土曜日は8:30〜10:00まで
休診日:水曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日
- 1価ロタウイルスワクチン
- ヒブワクチン( Hib : b型インフルエンザ菌ワクチン )
- 小児用13価肺炎球菌ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ( DPT-IPV )四種混合ワクチン
- BCG
- 麻疹・風疹( MR )混合ワクチン
- 水痘ワクチン(水ぼうそう)
- 流行性耳下腺炎ワクチン(おたふくかぜ)
- 日本脳炎ワクチン
- ジフテリア・破傷風( DT )二種混合ワクチン
- 破傷風トキソイド
- ジフテリア・百日咳・破傷風( DPT)三種混合ワクチン
- 不活化ポリオワクチン( IPV )
- 麻疹単抗原ワクチン
- 風疹単抗原ワクチン
- 子宮頚がん予防ワクチン( HPV:ヒトパピローマウイルスワクチン )
- 4価髄膜炎菌ワクチン
- インフルエンザワクチン(毎年10月〜12月に接種します。9月より受付けます)
※他のワクチン(A型肝炎ワクチン、狂犬病ワクチン、高齢者用23価肺炎球菌ワクチン:無脾症の方などに小児用肺炎球菌ワクチン接種後に接種します)に関しましては医師にご相談下さい。
乳幼児健診
健診を受ける時期について、行政で義務付けられているのは3~4か月、1歳6か月、3歳健診の3つです。他は任意となりますが、赤ちゃんの健康状態をこまめにチェックすることで大切な赤ちゃんの健康を守ることができます。
近隣自治体での乳幼児健康診査対象外の2ヶ月、6-7ヶ月、1歳、2歳、4~6歳のお子様にお勧めです。
※ご予約をお願いします。
全身の診察、身長・体重・頭囲・胸囲の測定による発育のチェック、月齢、年齢に相当する発達のチェック、栄養・生活指導、事故防止の指導、予防接種の進め方の相談、その他の相談